ギター修理・ギターリペア・ギター改造　ギターワークス

ナットは弦を支えると同時に、弦が正常な振動をするうえで非常に重要な部分です。

特に開放での音のビレや濁り・チューニングの不安定・ローポジションが弾きにくいなどは、ナットの調整不良や磨耗が原因である事が多く、調整やナット交換をお勧めします。

また弦のゲージを変える際には、調整やナット交換を行うことがチューニングの安定のために非常に有効です。

TREM-NUTやTUSQなどの新素材をはじめ、数種類のナット素材がありますので、ナット交換の際にお好みに合わせてお選びいただけます。

ペグはチューニングをするうえで非常に重要なパーツです。

ギアの緩みやストリングポストのぐらつきなどはチューニングの狂いの原因になります。

ペグ交換することで見た目を変えたり、質量を変える事で音色に変化をつけることができます。

ペグのタイプによりペグ交換の際にヘッド部の加工が必要な場合があります。

その場合はご希望のタイプによりペグ交換に必要な作業内容をお伝えいたします。

フレットの高さの不均一が原因で弦のビレが有る場合、また ハイポジションでのチョーキングのビレなどの場合、すり合わせを行う場合が一般的です。

ただし可能な限りフレットを少なく削り、フレット上をフラットにすり合わせをして仕上げるには熟練した技術が必要です。

すり合わせした後のフレット上面の処理も含めてすり合わせという作業は技術者の腕の見せ所です。

どうもビレが多くなったとお感じの場合、まずはすり合わせをお勧めします。

フレットはナットと同じく消耗品なので、弦に当たる部分が減ってきます。

また何度かのすり合わせによりフレットの高さが低くなり、すり合わせが出来ない場合はフレット交換になります。

また好みのフレットにするためフレット交換するという場合もありますので種類についてはご相談下さい。

フレットを打つ前にはまず指板を修正をして指板の歪みを取ります。

そして一本づつ丁寧に打込んで行きます。

フレット交換については新しいギター・古ビンテージギター各々指板やネックの状態が違い、それに合わせて慎重に作業を進めますので、時間がかかり、神経を使う作業でもあります。

フレット交換に伴いナットを交換しなくてはならない場合があります。

メイプル指板の場合は指板面を塗装しますのでフレット交換の納期は約3ヶ月かかります。

まず割れたところに接着剤を流し込んで修正しようとしないでください。

通常のネック折れより予算がかかる場合があります。

チューニングをゆるめて、はずれてしまった木片も一緒に持ってきて頂ければ元の状態に復元しやすくなります。

ネック折れ修理では強度を増すために補強材を入れることをお勧めしています。

折れた箇所の状態や薄さにより、ネック折れ修理内容として二度埋めをしてさらに強度をあげる加工もしています。

ネックを削って好みの握りにネックリシェイプ出来ます。

握りの見本となるギターをお持ちいただくか、何度か足を運んでいただいて確認していただけます。

強度やトラスロッドの仕込みの具合で削る厚さが違いますが、実際少し削ってネックリシェイプするだけでかなり薄くなった感じになります。

ネック裏を削るため多少指板面が反る事がありますので、ネックリシェイプに伴いすり合わせを行います。