ジャックの種類と交換方法
演奏中にブツブツとノイズが出る、シールドを触ると異音・ガリが出る、ジャックが緩くなってシールドプラグが抜けやすい・・・。
そういう時はジャック不良が大きな原因の一つとして考えられます。
ジャック交換はハンダごてさえあれば比較的簡単に交換可能なパーツの一つ。ぜひ迷わずジャック交換を試してみましょう。
ジャックの種類
ジャックにはジャックプレートに取り付けるタイプとボディに直接取り付けるタイプがあります。まずは自分ギター・ベースがどのタイプが確認してみましょう。
◆ジャックプレートにつけるタイプ
ストラト、テレキャス、レスポール、SG、ジャズベ、プレベ等多くのものがこのタイプ!
◆ボディに直接つけるタイプ
Ibanezやスタインバーガー等に使われています!
ジャックプレートにつけるタイプのジャック
◆オープンジャック モノラル
ギター・ベースに使用されている一番一般的なジャックです。線をつける部分が2つのタイプです。(2極)
◆オープンジャック ステレオ
EMGピックアップやアクティブ内蔵など電池を要するタイプのギター・ベースに使用されているジャックです。線をつける部分が3つのタイプです。(3極)
ボディに直接つけるタイプのジャック
◆ダイレクトジャック
ビルトインジャック、ストレートジャックとも呼ばれるジャックです。ジャックプレートを使用せず直接ボディに取り付けるタイプで、シールドプラグの差し込み口も長く安定感があります。線をつける部分が3つあり、モノラル・ステレオの両方に対応しています。
◆オープンジャック ロングタイプ
フルアコなど厚めのボディに使用されているロングジャック。ジャックプレートに取り付けるタイプよりナット取付のねじ切り部分が長めに作られているため、少し厚みがある部分にも取付可能です。
その他ジャック
◆ボックスジャック
エフェクターなどにもよく見かける四角い箱型のジャック。オープンタイプと比べて線が絡まない、アース線が触れる心配が少ないといったメリットがあります。
◆エンドピンジャック
ピックアップ(マイク)付きのエレアコ・アコースティックギターに使用されているジャックです。ダイレクトジャックと見た目が似ていますが、こちらはストラップがつけれるようになっています。
ジャックの交換方法
自分のジャックの種類がわかって手に入れたら、実際に交換してみましょう。
◆オープンジャック モノラルの場合
まずは今のジャックをプレートを外します。
ハンダを温めて線を外します。線を外す前にボディを布などで保護しておくと安心です。
外れました。
交換ジャックをつける前に線をつける場所を確認。
赤丸の端子にホット線(だいたい白線が多い)を、青丸の端子にアース(コールド)線(網線や黒の線)をつけます。
線を付ける前に端子にハンダを付けておきます。(予備ハンダ)
ホット・アース共に線をつけたら再度ジャックプレートに取り付けます。
音を出して問題なければ完成!
※音が出ない場合はホット線とアース線を逆に付けていたりする可能性もあるので再チェック!
◆オープンジャック ステレオの場合
基本的な方法はモノラルタイプと同じです。ただし線が3つになるので、交換前にどの線がどの端子につながるのかチェックしておきましょう。
通常は赤丸の端子にホット線、青丸の端子にアース線、黄丸の端子にバッテリー(電池からの黒い線)がつながっています。
作業を始めれば目安時間は10分ほどです。
あれ、ジャックの調子がおかしい??と思ったら迷わず交換してしまいましょう!
けどやっぱりプロに交換してもらいたい!
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